ずーーーーっと行きたかった沖縄県三線製作事業協同組合の店舗についに訪問してきました!
まずはその場所ですが、沖縄県那覇市の中心部近くにあります。駅でいうとおもろまちでしょうか。おもろまちから歩いていける距離にありますが、ちょっと真夏だとキツイかも。約1km前後だったと思います。
大きい通りに面しているわけではなく、どちらかというと路地にひっそり佇んでいます。駐車場がありませんので、車で向かう場合はおもろまち側から車で入り、三線製作事業組合を通り越して20mほど行くとコインパーキングがあるのでそこを利用しましょう。
さて、本題に入ります。ここは三線好きにとってはワクワクドキドキしてしまう場所です。組合に所属している職人さんの三線がずらりとならび、全三線を弾くことができます。三線の横にバチもあり、試奏用にベンチもあり、どうぞどうぞご自由に弾いてくださいという空気感があります。
なんと素晴らしい環境でしょう!
伝統工芸士の方々の三線も展示され、価格は7万円代(ユシ木)〜50万円オーバーの三線まで展示されています。比較的色は真っ黒な色合い(塗り方も含めて)の三線が多く、白太を赤や黄色の漆で派手に仕上げたようなものはありませんでした。
私が幾つか試奏した感じでは、全体的に皮は弱めに貼られてるものが多かったような。数えこそしませんでしたが、30挺はあったのではないでしょうか。相当自分のなかで明確に欲しい三線のイメージがないのであれば、大抵はここで事足りると思います。
三線だけじゃなく、三線の小物はすべて置いてあります。特にバチなんかも良い感じの物が置いてありました(輸入の安物だけじゃなく)し、カラクイは有名な渡慶次さんのカラクイが売られていました。
個人的に惹かれたのが三線組合オリジナルのバチや弦などを収納しておく革製のポーチ。迷った末に買うのをやめましたが、なかなかないので良いかも。
駅からの方向は真逆になりますが、時間があれば同じおもろまちから行ける沖縄県立博物館に行くと良いです。
ここには三線の名器と呼ばれる数挺が展示されています。その時々によって展示されている三線は違うとのことですが、運が良ければかの有名な盛嶋開鐘を拝むことができます。
私が行った時には江戸与那の展示で盛嶋開鐘の展示はなかったのですが、それでも歴史的三線を見るとそのオーラに圧倒されるものです。三線は博物館側に展示されています。
また、博物館のショップで販売されている「三線のチカラ」という本は超おすすめです。三線が好きな人は絶対に買ったほうが良いです。
名器の数々が掲載されているだけでなく、なんと、五開鐘の音を収録したCD付きの本です!盛嶋開鐘は開鐘のなかの開鐘と言われますが、実際どんな音だろうと思ってましたが、このCDで聞くことができます!
この音を聞きながら通勤していますが、うっとりします。素晴らしい本です。
住所 |
沖縄県那覇市安里360-7 和光マンション1F |
営業時間 | 10:00 ~ 18:00 |
定休日 | 年末年始、うーくい |
電話番号 |
098-884-8288 |
URL |
http://okinawa34.jp |