銀座わしたショップの1階を通り抜け、左側にある階段を地下に進んでいき、階段を降りて左側にずらりと15挺ほど三線が鎮座しています。この三線は、沖縄県三線製作事業共同組合で作られた三線が並んでいます。なかなか東京でこれだけずらっと並んでいるお店も見かけないため、ワクワクします。
この台の上に並んでいる10挺ほどの三線は、だいたい価格が6万〜11万円ほどの三線で、棹の材質は黒檀ではなくユシ木でした。価格帯からして、入門用というよりは2本目の三線に良いのかもしれません。
入門用の三線も展示されていました。価格は4万円ほど。
先ほどの台に陳列されていたものよりは手頃な価格で、胴の皮が本皮ではなく人工皮のようです。
こちらは試しに弾いていないので、音の具合はわかりませんが、はじめて三線を弾く、あるいは今まで弦楽器を扱ったことがない方は十分なのかもしれないですね。
そして私が試しに弾いたのがこの三線です。台に陳列されてるなかで最も高価(¥121,500)なものです。真壁型(まかび型)で、棹はユシ木、本革一枚張り。
製作は三線製作事業共同組合の又吉氏作です。
これを弾いた時に、ああ、なんで私は入門セットを買ってしまったんだろうと後悔しました。弾き心地は雲泥の差で、もう別物に感じるぐらいに弾きやすく、音も素晴らしかったです。2012年に沖縄県の伝統工芸品に指定された三線ですが、その際に伝統工芸士の認定を受けた7名の方の一人。さすがでした。何時間でも弾いていたくなる三線です。
セットの価格なので単品との単純比較はできないものの、価格差3万円とは思えないぐらいの違いでした。この一本があれば十分です。
さらにガラスケースに鎮座する高級三線たち。一挺15万円以上のものはここに収められていました。お店に人に聞いたところ、試奏はいえば全然挺問題なくできるそうです。
この時(2015年3月現在)ケースのなかで最も高価なものは約20万円ほどだったと思います。
聞くところによると、店頭には出していないけれど、30万円以上の三線もお店の裏にはあるそう。より良い三線を求める方は是非お店の人に尋ねてみてください。
三線以外にも、象牙のカラクイや三線スタンド、弦、教本、DVD、三線ケースなど、大抵のものはここで揃います。三線弦の張り替えなども対応しているそうです。皮の張り替えなどはここで受付をし、沖縄県三線製作事業共同組合に郵送して対応してもらうとのことでした。また、共同組合が主催のイベントもたまにやっているそうで、その際には三線が30挺ほど並び、三線教室も店内で行われるとのこと。こまめに情報をチェックしたほうが良さそうです。
わしたショップ自体は三線だけではなく、沖縄の名産品がいっぱい。なかでも1階に大量に並べられた泡盛の数々はついつい立ち止まってしまいます。
沖縄本島の泡盛だけではなく、八重山、宮古島の泡盛も数多く陳列されてました。Amazonなどでも購入可能ですが、近くの方はここでじっくりと見定めるのもいいかもしれませんね。
住所 | 東京都中央区銀座1-3-9 マルイト銀座ビルB1F |
営業時間 | 10:30 ~ 20:00 |
定休日 | 年始を除き営業 |
電話番号 | 03-3535-6991 |
URL |
http://www.washita.co.jp/info/shop/ginza/ |